会社組織などに属さず、フリーランスとして撮影を行い、生計を立てる自営業のカメラマン。その逆で、社員として撮影業務を行うカメラマンを社カメと呼ぶ。
フリーカメラマンは会社組織に属していないため、収入は安定しないことが多い。また近年ではカメラ機材の進化により、カメラマンを目指しやすくなり、カメラマン人口も増えている。
そのため、フィルムカメラ全盛期に比べカメラマンの収入やギャランティは概ね減少傾向にあると言われる。
フィルムカメラ全盛期には、プロのカメラマンを呼ばなければ撮影できなかったものが、スマートフォンやデジタルカメラで仕上がりを確認しながらの撮影を行うことができるようになった。
そのため、雑誌や書籍など今まではフリーカメラマンに多く撮影を依頼をしていた会社・編集部も外注を控えることも増えてきている。
フリーカメラマンは東京に一極集中していると言われる。
東京などの大都市圏では、新たにカメラマンを目指す人も多く、一部撮影ジャンルにおいては東京より地方のカメラマンのほうがギャランティが高いという逆転現象も起きていると言われる。
例えば、東京でウェディングフォトグラファーへの依頼では、1万円〜10万円程度での依頼が行われているなど、ベテランカメラマンと新人カメラマンの値幅が非常に大きい。