2016.11.28

Fujifilm X-T2

撮影ではFujifilm X-Pro2をメイン機材にしているカメラマンの山本です。

普段はdeltaphotoという写真事務所のChiefPhotographerをやっています。

先日北海道ロケがありまして、いつもはサブ機としてNikon D4を持ち込んでいるのですが、機材を軽量化するということもあり、X-T2をFPS(Fujifilm Professional Service)経由で借りてみました。

X-Pro2とX-T2の違いは大きく以下の点です

  • テザー撮影(X-T2のみ対応)
  • ファインダー(X-T2のほうが大きいが、OVF未対応)
  • 連射性能(X-T2勝利)
  • AF速度(X-T2勝利)
  • 背面液晶(X-Pro2勝利)
  • バッテリーグリップ対応(X-T2のみ)
  • 背面液晶のチルト対応(X-T2のみ)

以下は、同じ点

  • 価格(価格.com最安値¥157,501-(X-Pro2)と¥152,296-(X-T2)、価格差およそ¥5,000-、2016/11/27時点)
  • イメージセンサー
  • 画像処理エンジン
  • 撮影感度
  • サイズ(ほぼ同じ)
  • 重さ(ほぼ同じ)

あくまでもプロのスチールカメラマンが仕事で使う、という視点から話をしますが、私は断然X-Pro2一択です。ただこれはスタジオ撮影のようにパソコンとカメラを連結するテザー撮影をしないという前提に限ります(X-Pro2は現状テザー撮影に対応していません…)

なぜX-Pro2一択なのか

ほぼ毎日使っているFujifilm X-Pro2 塗装だ少しずつ剥げてきているのがまたいい感じ。
ほぼ毎日使っているFujifilm X-Pro2 塗装だ少しずつ剥げてきているのがまたいい感じ。

X-T2との違いをリストアップすると、一見X-T2のほうが優れているように思えます。

特にX-Pro2はテザー撮影ができません(が、この点はFujifilmが何れファームアップで対応してくれるという期待を込めています…)。

私がX-Pro2を推す理由は「操作性、ユーザインタフェースの良さ」です。
X-T2の最も使いにくいと感じた点が、各種ダイヤルです。
特に露出補正のダイヤルが固く・回しにくいという印象でした。

EVFの利点のひとつがシャッターを押す前に露出が確認できる点だと考えています。
だからこそ、素早い撮影が可能となっているのですが、この露出補正ダイヤルが使いにくいという点がX-T2を使わない最大の理由です。

また、以下に二つのモデルの「違い」について思うところを書きました。

ファインダー

これは正直悩みました。
X-T2のファインダーは大きく確かに見やすいのですが、通常撮影する分にはX-Pro2のものでも全く問題がありません。

連射性能

そもそも高速連写を必要とするようなスポーツやライブなどの撮影をミラーレス機では行いません。

AF速度

AF速度もX-T2のほうが優れていると言われていますが、ファームアップでX-Pro2のAFも高速化しました。
しかし、そもそもスポーツ撮影のようなシビアな現場に対応できる高速で正確なAF性能を持つミラーレス機はまだ出てきていません。

そのような現場でしたら、ニコンやキヤノンのフラグシップ機を現場に持ち込みます。

バッテリーグリップ対応

私自身、カメラにバッテリーグリップを付けるというのがあまり好きではないというのと、ミラーレス機に求める「コンパクト性」が失われてしまうため、この点も特に気にすることはありませんでした。

背面液晶のチルト対応

ローアングルな写真が必要なときは、どのような場所でも寝そべって撮影してきましたし、ファインダーを覗くほうが「早く・確実に」撮れると考えていますので、こちらも特に評価に値する点ではありませんでした。

おそらく「仕事」ではなく、「プライベート利用」でしたらチルト機能を多く使う人がいると思います。

X-T2を試した三泊四日の北海道ロケ

当初このロケ、4日間すべてX-T2で撮影してレビューを書こうと思っていたのですが、露出補正ダイヤルがどうしてもしっくりこなくて2日目終了と同時にX-Pro2に切り替えてしまいました。

逆に言ってしまうと、各種ダイヤル類の操作性をのぞけばX-T2二台でも十分に仕事できるように思います。

最後は北海道の写真とともに…

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